誰に対してどんなサポートを提供するのか?〜後編〜

こんにちは!PT/ATの田原です

今回は,前回に引き続き,「スポーツトレーナーとして活動するために必要なこと」についてまとめていきます.

前回の記事はこちら
「誰に対してどんなサポートを提供するのか?〜前編〜」

前回は,トレーナーとして「どんな人をターゲットとするのか」についてまとめましたので,今回は,そのターゲーットに「どういったサポートを提供するのか」についてまとめていきたいと思います.

スポーツトレーナーが提供する主なサポートとして

①ストレングス系
②コンディショニング系
③リコンディショニング系
④リハビリテーション系
⑤栄養系
⑥メンタル系

などがあります.

それぞれについて簡単に説明していきます.

①ストレングス系

ストレングス(strength)とは「強さ,力,体力」という意味の通りで,筋力強化を主目的としたサポートです.ダンベルやフリーウェイトを用いてトレーニングを指導し,パフォーマンスアップに必要な筋力を強化していきます.基本的にはパーソナル専門のジムに所属し,スポット(週に1〜2回程度)でチームに関わっているトレーナーが多い印象です.

②コンディショニング系

十数年前から日本でも流行り始めたファンクショナルトレーニングがこれに当たり,主にパフォーマンスアップのための動きづくりが目的となります.負荷をかけるのでなく,自重や軽負荷を利用し機能的な動きを獲得していきます.負荷量に留意すれば毎日取り入れられるものなので,多くのチームが取り入れるようになりました.

③リコンディショニング系

「コンディショニング」の流行に付随し,「リコンディショニング」という言葉が出て来ました.スポーツ動作ではそれぞれの競技に特有な動作を繰り返したり,過度な負荷を強いられたりすることで,身体に負荷がかかり,機能低下や不調が引き起こされます.この昨日低下や不調を放っておくと外傷・障害に繋がるため,日々のケアによって機能低下や不調を取り除いていくことが重要と言われ始めました.この日々のケアが「リコンディショニング」になります.

④リハビリテーション系

スポーツ選手に対するリハビリテーションはさらにメディカルリハビリテーションとアスレティックリハビリテーションとに分けられます.日常生活に復帰するまでメディカルリハビリテーションを行い,日常生活復帰後の競技復帰に向けてアスレティックリハビリテーションを行います.主に病院や治療院で行われています.
コンディショニング系,リコンディショニング系,リハビリテーション系のサポートは目的は異なりますが,実際に行うことはそれほど変わらないことが多いです.

⑤栄養系

スポーツ選手に対して栄養指導・食事指導を行います.スポーツ選手の身体作りにはトレーニングだけでなく,栄養面のサポートが重要視されていますが,一つのチームの中では数週間から数ヶ月に一度程度のサポートが多いようです.最近では,チームだけでなく,その年代の子どもを持つ親御さんに対する食育セミナーも多く開催されています.

⑥メンタル系

スポーツ選手が最高のパフォーマンスを発揮するためには適度な緊張が必要になります.その適度な緊張の程度は競技や個人によって異なります.個々の選手やチームの状況を見て最適な心理状態にコントロールするのがメンタルトレーナーになります.その他にも,練習だけでなく,日常の人間関係におけるストレスなどへの対応も行います.

お分かりの通り,①〜④と⑤,⑥では求められる資格,資質・スキルが全く異なります.

⑤ではスポーツ栄養士の資格が必要になりますし,⑥では心理士の資格が必要になります.

このように「どのようなサポートを提供するか」が決まると,どういった資格を取り,どういったことを学んでいけばいいかが明確になります!

次回は「どの資格を取得したら良いのか?」についてまとめていきます!