コンディショニングの要素〜身体的因子〜

コンディショニングの要素〜身体的因子〜

[voice icon=”https://sports-trainers-share-site.com/wp-content/uploads/2019/01/13.png” name=”だいじろう” type=”l”]こんにちは!

STSSトレーナーのだいじろうです!

今回は、コンディショニングの要素の1つである『身体的因子』についてまとめていきますね

日頃のコンディショニングの参考にしてみてくださいm(_ _)m[/voice]

 

 

コンディショニングの要素〜身体的因子〜

コンディショニングの要素〜身体的因子〜

コンディショニングに関わる身体的因子として代表的なものとして、柔軟性や筋力,体重,体脂肪率などが挙げられます。

その他にも、身体的因子の中には目に見えてわからないものもあります。

それらの身体的因子を十分に把握し、正し評価・活用をしていくことが大切です。

今回は身体的因子をチェックする上で用いられる計測項目を挙げ、それぞれの特徴や意義,評価にあたっての注意点についてまとめていきます。

 

代謝系

代謝系

代謝系の指標には、競技パフォーマンスに直結する代謝能力を反映する指標カラダの健康状態や疲労状態を反映する指標があります。

競技パフォーマンスに直結する代謝能力を反映する指標は、おもにパフォーマンステストによって得られます。

また、カラダの健康状態や疲労状態を反映する指標は、おもに血液や尿の検査によって得られるものが多いです。

以下の記事で代謝系の指標について詳しくまとめていきます。

[kanren2 postid=”742″]

 

柔軟性

柔軟性/関節弛緩性

柔軟性は筋の伸張の程度と関節の可動性によって左右されます。

柔軟性が低いことがケガの一要因になりますが、柔軟性は高ければ高いほど良いかというとそうではありません。

身体特性や競技特性におうじて適度な柔軟性というものが存在します。

評価に際しては、その競技に要求される動きや傷害の発生機転などを十分に考慮していくことが大切です。

以下の記事で、柔軟性の指標について詳しくまとめていきます。

[kanren2 postid=”2806″]

 

身体組成

身体組成

アスリートのトレーニングでは、身体組成の変化を目的としたものも多くあります。

たとえば、筋力トレーニングでは、筋量の増加を主な目的としている時期やトレーニング方法があります。

有酸素運動では、体脂肪の減少を目的とする場合もあります。

このように身体組成の変化は、トレーニングの成否を反映する指標として重要な意味をもっています。

 

身体組成にかぎらず、コンディションにかんする指標については、客観的であることが重要視されています。

しかし、本来はアスリート本人が主観としてコンディションを把握するための助けとなることが理想となります。

 

スポーツトレーナーとしては、アスリートの身体組成(体重、体脂肪率、除脂肪体重、筋量など)の数値を把握し、その数値と実際のパフォーマンス、アスリート自身の主観的なコンディションの状態を加味して、コンディショニングを展開していくことが求められます。

 

 

免疫系指標

免疫系指標

ヒトの免疫系は、軽い運動によって活動が活性化されたり、過剰な運動によって制限を受けることがあります。

実際に、軽い運動によって感染症にかかりにくくなったり、激しい運動のあとに上気道の感染が増加したりします。

具体的には、長時間の比較的強度の高い有酸素運動のあとでは、血中コルチゾル濃度が上昇し、免疫機能が抑制されます。

 

コルチゾルの影響を受ける血中のNK細胞、リンパ球、好酸球、好中球、T細胞機能など、免疫系の指標はストレス状態との関連が深いため、注意が必要です。

これらの測定では、血液や唾液のサンプルが必要になり、簡便な検査とは言えません。

しかし、生命維持に直接かかわる指標で、全身の状態変化を反映したものであるため、スポーツ現場では重視されるべき指標と考えられています。

 

神経系指標

神経系指標

神経系の指標としては、バランス能力や神経筋協調性、神経系の疲労を表すものがあります。

 

バランス能力は、重心動揺系を用いて計測される重心動揺距離や重心動揺面積が定量的な指標として用いられます。

スポーツ現場における簡便な方法としては、片脚立位保持時間などが用いられます。

 

バランス能力以外の指標として用いられているのは、反応時間。

聴覚刺激や視覚刺激に対する全身反応時間は、神経系による情報処理の過程と筋による運動の立ち上がりの協調の指標とされています。

こういった計測は、運動の種類に応じた工夫が必要だったり、正確な計測のためには特殊な計測機が必要となります。

 

また、単純な筋力評価項目を用いて、神経系の状態として覚醒度や集中度の指標とすることもあります。

例えば、握力などの簡易的に計測できるものを毎日計測していきます。

計測期間中、筋自体の状態が変わっていないと仮定し、毎日計測することで、その計測値の変化から神経系のコンディションの指標としています。

 

さらに自律神経系の状態を反映する安静時心拍数は、慢性的な疲労時に増加する傾向があるため、オーバートレーニングの指標としてよく用いられます。

心拍リズム(R-R間隔変動)の周波数成分も交感神経・副交感神経の活動に依存するため、自律神経活動のコンディションの指標として活用されることもあります。

 

技術系指標

技術系指標

技術系のコンディションの把握には、パフォーマンステストが用いられることが一般的です。

個別にコンディショニングが行える環境の場合は別として、複数人数のコンディションを再現性よく評価していくためには、適切なパフォーマンステストの選定・開発が重要になります。

 

技術系のコンディションを把握する際、動き全体の「感じ」のように、アスリート・スポーツトレーナーそれぞれの主観的な指標がよく用いられます。

しかし、評価の再現性、正確性を考えた場合には、可能な限り客観性を持たせた評価基準があることが理想です。

その場合、技術の成否に深くかかわる特定の局面の姿勢や、身体各部位間の位置関係、動作局面の所要時間など、客観的に評価できるような視点が必要となります。

 

 

筋力系指標

筋力系指標

筋力トレーニングは一般的によく用いられているので、コンディションの指標として活用されやすいと思います。

とくにウェイトトレーニング種目は、動作の規定が比較的明確で、特定の種目にかんして正確な負荷が数値的に得られます。

そのため、コンディションを把握するための客観的指標として重要視されています。

 

ウェイトトレーニング種目以外の筋力系の指標として、握力や背筋力の計測があります。

握力や背筋力の計測では、対象となる筋群が限定されるため、専門的な筋力評価には不向きです。

ですが、簡便な計測機での測定が可能なため、継続的なコンディションの把握には有効です。

 

スポーツトレーナーとしては、それぞれの計測項目の目的・意義を十分に理解し、適切な評価種目の選定をおこなうことが求められます。