スポーツトレーナーがおこなう検査・測定・評価

スポーツトレーナーがおこなう検査・測定・評価

「検査・測定と評価」というと、堅苦しい感じがしますが、スポーツトレーナーの方々は日常的に実施しています。

ただ、それがデータとして残せていなかったり、次第に感覚的なものになってしまっていたりしていると、とてももったいないですね。

スポーツトレーナーはアスリートやチームに貢献すべく、いろいろな取り組みをしています。

その取り組みをスポーツ医科学としてカタチにしていくためには、この「検査・測定と評価」をデータとして残していくことが重要です!

そのためにも、まずは「検査・測定と評価」の基本について学んでいきましょう。

 

スポーツトレーナーがおこなう検査・測定と評価とは

スポーツトレーナーがおこなう検査・測定と評価とは

スポーツトレーナーの主な業務として

スポーツ外傷・障害の予防
救急処置
アスレティックリハビリテーション
コンディショニング

などがあります。

これらの業務をおこなう際、アスリートやチームに合わせて、どのような処置をおこなうべきか、どのようなプログラムを提供すべきかを考える必要があります。

その判断材料となるのが検査・測定と評価です!

検査・測定と評価は、スポーツトレーナーの業務を遂行するにあたり、アスリートの状態を的確に把握するためのプロセスになります。

このプロセスによって、スポーツトレーナーはアスリートに安全で効果的なサービスを提供することが可能となります。

 

スポーツトレーナーがおこなう測定と評価のプロセス

スポーツトレーナーがおこなう測定と評価のプロセス

もちろん検査・測定と評価の意義は、データを収集することでなく、そのデータに基づいてケアやトレーニングの内容を検討することです。

したがって、実際の検査・測定で得られたデータから、アスリートの問題点がどこに存在するのかを医学的な視点とスポーツ科学的な視点の両サイドから検討していき、明確に抽出するまでの一連のプロセスを意味します。

このプロセスは外傷・障害をもたないアスリートにたいしても日頃のコンディションを客観的に把握する上で必要なこととなります。

スポーツトレーナーがおこなう基本的な検査・測定手技として以下の6つが挙げられます。

①姿勢・身体アライメント・筋萎縮の観察
②関節可動域検査
③筋力・筋持久力検査
④全身持久力検査
⑤運動機能の敏捷性・協調性検査
⑥身体組成の検査

 

これらの検査・測定手技にくわえ、総合的な体力測定や実際のスポーツ動作の観察・分析をおこないます。

そのデータをもとにアスリートの問題点を抽出して、必要となるケアやトレーニングプログラムを立案していくことになります。

また、立案したケアやトレーニングが適当であったか、どの程度効果があったかを判断するために適時繰り返しておこない、十分な効果が得られていない場合はその原因をさぐり、修正・変更していきます。

アスリートの身体状況もケアやトレーニングによって変化していくため、検査・測定と評価は適時実施可能、かつ継時的に比較可能な方法でおこなうことが求められます。

 

スポーツトレーナーに求められる測定と評価のスキル

スポーツトレーナーに求められる測定と評価のスキル

スポーツトレーナーがおこなう検査・測定と評価のためには以下の4つの基本スキルが必要となります。

①検査・測定と評価の意義と考え方を理解し、具体的な検査測定による競技者の問題点の抽出までのプロセスを実践できる能力

②検査・測定と評価をすすめる上で必要となる検査・測定手技についてその目的と意義を理解し、具体的に実施できる能力

③評価をすすめる上で必要となるスポーツ動作の観察・分析についてそのバイオメカニクス、動作に影響をあたえる機能的・体力的要因を説明できる能力

④スポーツトレーナーが実施した検査・測定と評価の内容を、アスリートをとりまくさまざまなスポーツ医科学スタッフとの共通言語によるコミュニケーションを遂行できる能力

これらのスキルを基盤としていくことで、安全性と効率性を高く保ったケアやトレーニングにつながる検査・測定と評価ができるようになります。

 

まとめ

このように、スポーツトレーナーが進めるプログラム立案のプロセスには、常に医学的な視点とスポーツ科学的視点の両方からの視点が必要不可欠です。

その2つの視点からアスリートにたいして検査・測定と評価を実施できることがスポーツトレーナーとして重要な能力になります。

そのためにも、解剖学や機能運動学、スポーツ外傷・障害や疾病についての基礎知識、スポーツ科学についての基礎知識を十分に理解・習得していきましょう!

 

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