スポーツトレーナーは医療従事者じゃなくスポーツ指導者!

スポーツトレーナーは医療従事者じゃなくスポーツ指導者!

スポーツトレーナーは単にアスリートの健康管理やコンディショニングなどを実施するだけでなく、アスリートが自分自身の心身のコンディショニングをおこなえるよう能力である自己管理能力を身につけられるように教育・指導していくことも重要な業務の1つとされています。

トレーナー(trainer)は、その名前の通り、トレーニングさせる人ととらえられることが多いと思います。

語源であるtrainという単語には「教育する」「訓練する」「慣らす」「仕込む」「鍛える」などの意味が含まれます。

つまり、スポーツトレーナーはその活動を通じて「アスリートにたいする教育的指導」をすることも重要な役割といえます。

今回は、スポーツトレーナーがおこなう「教育的指導」についてまとめていきます。

 

アスリートの自己管理能力の教育

アスリートの自己管理能力の教育

スポーツ現場におけるスポーツトレーナーの役割は、アスリートがより良いコンディションで競技にのぞめるように務めることには違いありません。

加えて、アスリート自身による身体の管理が最も重要であり、スポーツトレーナーはそれをサポートする役割であるべきとされています。

たとえば、いくら周囲のスタッフが注意を払って環境を整えていっても、アスリート自身が自分の身体や生活に配慮する気持ちがなければ十分な効果は得られません。

アスリート自身が自ら考え、問題に対処していく能力を身につけさせることが重要であり、それを教育していくことが重要となります。

 

アスリートの要望通りに、つねに痛みや疲労の対症療法をおこなっているだけでは本質的なアスリートのサポートとはいえません。

なぜ毎回おなじ部位をケガしたり、疲労しやすかったりするのかを考えさせ、筋力強化や柔軟性の改善、フォームの修正など、原因に応じた再発予防の対策を説明して、自分自身のやるべき課題について認識させることが大切です。

 

スポーツ現場に精通したスポーツ医科学の専門家として

スポーツ現場に精通したスポーツ医科学の専門家として

スポーツトレーナーは、医学的知識や診断・治療の専門家であるドクターと、競技における特性や技術指導の専門家であるコーチの両者との共通言語をもち、アスリートのコンディションを最良にするための豊富な知識や具体的方法を有するスポーツ医科学の専門家である。

スポーツトレーナーは、アスリートがコンディショニングやトレーニングの方法で選択で迷ったり、効果的な疲労回復の方法や食事について疑問や悩みを抱えている際には、良き相談相手になることが多くなります。

ストレッチングやウォームアップ、クールダウン、水分補給、サプリメントの摂取、競技復帰時期の決定など、競技者にたいして幅広い情報提供ができるように、スポーツ医科学全般の最新の正しい情報をつねに入手しておくことも専門家として重要な業務といえます。

また、それらの専門的な情報をアスリートが理解て切るように、わかりやすい表現で説明できる指導力、コミュニケーション能力を身につけておくことも大切です。

 

まとめ

現在、活動しているスポーツトレーナーは理学療法士や柔道整復師などの医療系国家資格を有している方が多いと思います。

そういった専門職の方々がスポーツ現場で活躍されること自体はとても良いことです。

しかし、スポーツ現場ではあくまでも「スポーツトレーナー」として活動することを考えると、医療従事者ではなくスポーツ指導者としてアスリートに携わっているということを忘れずに取り組んでいくことが大切になります。