トレーニングの原則「個別性の原則」

【個別性の原則】トレーニングはその人その人に合わせたやり方を工夫して指導する!

こんにちは!
PT/ATの田原です!

パフォーマンスを効率的にアップさせるためには
練習だけでなく,トレーニングを取り入れることが大切です!

トレーニングには
特異性の原則
過負荷の原則
漸進性の原則
意識性の原則
全面性の原則
個別性の原則
継続性の原則

という7つの原則があります

これらの原則を理解した上でトレーニングメニューを組んでいくと
より効果的なトレーニングが実施できるようになります!

今回は「個別性の原則」についてまとめていきます!

トレーニングは
発育・発達,年齢,性差,体格・体力,技術レベルなどを考えて
個々の状態に合わせたプログラムを構成することが大切です

これを個別性の原則といいます

発育・発達

発育・発達を考える際
スキャモンの発育曲線の考え方が大切です

スキャモンの成長曲線

一般型

一般型とは
身長,体重,心臓,肝臓などの胸部・腹部の臓器の発育のことです

一般型は
出生時から急速に発達し
その後緩やかな発育曲線を示しますが
12歳ごろからまた発育が活発になります

神経系型

神経系型は
出生直後から急速に発育し
4〜5歳には星人の80%程度にまで発育するとされています

リンパ系型

リンパ系型とは
免疫力を向上させる扁桃腺やリンパの発達で
12〜13歳でピークに達します
その後
成長に伴い成人のレベルに戻ります

生殖器系型

生殖器系型とは
睾丸や卵巣,子宮などの発育を表します

14歳ごろから急速に発達し
発達に伴い,男性ホルモンや女性ホルモンの分泌量が増加し
性差が現れ始めます

年齢

子どもの笑顔

5〜8歳

5〜8歳は
主に神経系の発達が著しく
9〜12歳のゴールデンエイジの前段階として
プレゴールデンエイジとも呼ばれています

この時期には
専門的なトレーニングよりも
遊びの中でさまざまな動きを取り入れたような運動が良いとされています

特に運動の基本である
投げる,走る,跳ぶといった要素を取り入れながら行うことで
次の専門的なトレーニングの基礎にもなります

9〜12歳

9〜12歳は
競技スポーツの観点からゴールデンエイジと呼ばれています

この時期には神経系の発達が成人のレベルに達するため
さまざまなスキルを体で覚えることができます

専門競技の基礎的な動作を習得するのに適した時期とされています

13〜16歳

12歳以降は
一般型と生殖器系型の発育が急激となり,発育のスパートを迎えます

骨の急激な発育によって
これまでに出来ていた動作が一時的に出来なくなったり
骨の発育に筋の柔軟性が追いつかずに
筋の付着部に痛みを引き起こすいわゆる成長痛という症状も生じます
また
二次性徴の出現によって精神的に不安定な時期となります

この時期には
呼吸循環系の能力が向上しますので
持久的なトレーニングが適しているとされています

17〜20歳

この時期には
生殖系の発育が急激となり男性ホルモンの分泌も盛んとなります

そのため
骨格筋の発達も著しく
積極的な筋力トレーニングやパワー系のトレーニングが推奨されています

性差

バレリーナ

思春期前では性差は少ないですが
思春期が始まると
ホルモンの影響によって性差が生じてきます

絶対的な筋力では
女性は男性の2/3程度であり
女性は下半身より上半身の筋力が弱い傾向にあります

有酸素能力の指標である最大酸素摂取量では
女性は男性よりも30%程度低いとされています

特に性差によってトレーニングの方法を変える必要はないとされていますが
女性アスリートの三大健康障害である
「食行動の異常」「無月経」「骨粗鬆症」については
留意してプログラムを構成する必要があります

体格・体力

体格・体力

成長過程においては
同年齢であっても体格や体力には差があります

また
階級性がある競技では
体格も異なり,求められる能力も異なるので
同一クラブ内であってもプログラム設定に注意が必要となります

技術レベル

バスケットボール

実際にトレーニングを行う際には
トレーニングの基礎的な技術の習得も必要となります

正しいフォームで行うことが不十分な選手が
高負荷のトレーニングを実施すると
効果が得にくいだけでなく
怪我を引き起こす危険性があります

競技においてもトレーニングにおいても
誤ったフォームでの実施は避けることが大切です


以上が個別性の原則です!

他のトレーニングの原則も理解した上で
トレーニングプログラムを実施していくと
より効果的・効率的なパフォーマンスアップが期待できます!

特異性の原則
過負荷の原則
漸進性の原則
意識性の原則
全面性の原則
継続性の原則